[概説]
ロースクールランキング
Top 10 LL.M. Programs in the UK (LLM Guide): 2位
場所
イングランド・オックスフォード州オックスフォード
人数
全体 (JD, LLM) : ●名程度
LLM: ●名/年
うち日本人: ●名/年
コスト
学費: $● (2020-2021)
書籍代・生活費を合わせた必要予算: $● (2020-2021)
英語要件(公式)
TOEFL iBT ●点以上
英語要件(非公式)
TOEFL iBTで●点は必要。●点で合格したとの話も。
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【総評】
・優秀な学生が多く、刺激を受ける環境であり、人生経験を豊かにするものとして非常に良い経験になったので、イギリス留学を目指す方にはオススメできる。
・NY Barを受ける意味を感じない人には、Barを受けない選択肢があるイギリスを推したい。ヨーロッパ各地に色々行きやすい点もオススメ。
【入学要件と英語力】
入学要件としては、IELTSは各パート7.0、オーバーオール7.5が必要とされている。もっとも、留学生活を送る上では7.5では低めで、8.0でも十分とは言えない。流暢なクラスメイトは8.5くらいとっている。
【プログラムの内容(Masters in Law and Finance)】
・MLFは法律とファイナンスの学際的なコースであり、MBAのような基本的なビジネスファイナンスを学んだり、ミクロ経済学、PEファンドの仕組み、法と経済学、コーポレートバリュエーション(企業価値算定)、規制(レギュレーション)を法社会学的に分析するというアカデミックなものまで含めて色々学ぶことができる。
・チュートリアルという、教授1名+学生2名で課題を1時間ディスカッションするものもある。
・真面目にやれば負担はもちろん重くすることもできるが、コールドコールは基本的になし、自由度も高いので、負担を軽くすることもできる。自分次第。
・MLFプログラムは約41名、日本人は2名。28か国からの学生が参加(中国、ナイジェリア、ケニア、ドイツ、フランス、イタリア、ノルウェー、ロシア、ウクライナ、イスラエル、ブラジル、コロンビア、ケニア、タイ、香港、インドなど)。
・プレセッショナル(英語力を補うための事前講義)は高額(約30万円)で不要と先輩に言われたため参加せず。
【環境・生活】
・環境の割には家賃は高い。ロンドンから電車で1時間もかかるオックスフォードで約1500ポンド=約30万円/月くらいの家賃になる。
・配属されたカレッジの寮は単身者向けのみで、家族連れは住めなかった。寮の大きさはカレッジにより異なる。
・物価が高い(特に外食)、インフレの影響も大きい。
・住環境は古く、水回りの故障が多く、修理対応も遅い。
・食事はまずくないが、日本並みの味は期待できない。
・冬は寒く暗い日々が続くが、夏はカラッと晴れた気持ちの良いシーズンとなる。