University of Michigan Law School(ミシガン大学)のLLM情報

LLMの学年の人数が40名程度の小規模ロースクール。

小規模ならではの学生や教授との距離感の近さは評価が高いポイント。公法や国際法に定評がある。

アナーバーという大学都市に位置する。生活費(家賃)が低く治安が良いため子連れ家族に優しいが、冬が非常に寒い(雪が多い)のは玉にキズ。

公式HPはこちら

LSACの学校紹介ページはこちら


ロースクールランキング

Law Schools (U.S. News): 総合9位タイ (2021)


場所

ミシガン州アナーバー市


人数

LLM: 40~45名/年
うち日本人: 5名程度/年


コスト

学費: $69,808 (2022-2023)
生活費等を合わせた必要予算: $92,628 (2022-2023)
公式ウェブサイト


英語要件(公式)

TOEFL iBT 100点以上
IELTS 7.0点以上


英語要件(非公式)

英語が比較的重要視されるようだが、TOEFL iBT 90点程度での合格情報あり。


Michigan LLM 出身・在学中のTwitterer
弁護士 高橋 壮介 先生(かなめ)2009-2010
弁護士 中嶋 隆則 先生(北浜)2018-2019

 

口コミを投稿する
1
2
3
4
5
投稿する
     
キャンセル

口コミを書く

LL.M. INFO(LLMインフォ)
平均評価:  
 2 reviews
 by MP

Class of 2023です。ミシガン大学ロースクール及びアナーバーでの生活は人生で最良の経験と感じましたのでLLM進学先として強くお勧めいたします。

- LLM
・人数は、Class of 2023は24人程度、18か国から参加(もっとも半期だけの交換留学生や客員研究員の方もいるので実際はもっと多く感じる)。コーポレートローヤーのほか、外交官や研究者といった属性の人も多い。フルブライト奨学生も多く、総じて非常に優秀な世界各国の学生が集まっている印象。
・家賃・医療・子供の教育費等の面で全体的に物価が安い。ミシガン大学公認の非営利団体が運営するフードバンク(無料で食料を供給できる。)もあり、遊ぶ場所も夏は屋外でBBQ、冬は誰かの家で食事などが多いので、食費・遊興費ともにそこまでお金がかからない。
・(どの大学もそうだと思いますが)上昇し続ける授業料が悩みの種ではあるものの、ミシガン大学ローではLLM生向けの奨学金等もそれなりに潤沢に支給されている(1/3以上のLLM生が何かしらの奨学金を受給している印象。)
・ロースクールのすぐ近くに全米有数のビジネススクール(Ross)、公共政策大学院(Ford School)、ソーシャルワークや教育大学院もあるため他学部の履修もお勧め。
・アカデミック面では国際法系が伝統的に強いが、企業法務系も十分興味深い科目が揃っている。実務家教員の中はデトロイト・シカゴ・NYのローファームのパートナーで、週一でミシガンに通ってくれる人もいる。なお、LLMのみの授業はあまりなく、JD生と一緒に受ける授業がほとんどというinclusiveな環境。
・学校の方針により成績評価もJDと一緒になるため、科目・評価方法によっては英語力の観点からなかなか高評価を取りづらい場合(例・短時間で多数の記述が求められるエッセイ試験など)もある。(もっとも、実務経験を生かせる授業や予復習をしっかりすればA+やAを取得することは十分に可能。)
・JD生は大手ローファームの就職を目指す人だけでなくパブリックディフェンダーなど多様な進路を目指す学生が多い。
・過去にコロンビア・ミシガン・東大間で、他大学における出張授業の取り決めがあった。そのため、現在も東大法学部の先生がミシガンローに毎年一回講演にいらっしゃっています。
・5月上旬には卒業式なのでNYBarの勉強等が比較的早めに開始できるのも良い点。
・あまり公にはなっていないが、LLM→JDへのトランスファーあり。聞いた限りでは秋学期のGPA3.7(又はLSAT受験)といった要件がある様子。その他SJDへの進学や国際機関でのインターンを行うLLM生もいる。OPTにおける就職活動支援もしっかりしている様子。
・課外活動としては各ロージャーナル(LLM生でメジャーなのはインターナショナルロージャーナル)の参加や多数のクラブ活動など。プロボノ活動はLLM生も気軽に参加でき、NYBarの登録要件を早期に満たすこともできる。

- 生活面
・車はあれば便利だが、ミシガン大学が運営するバスや市バスが豊富に走っているため、なくても十分に生活できる。
・一人暮らしの学生はローヤーズクラブというロースクールと繋がっている寄宿舎で、LLM・JD生と生活することができる。家族連れの場合はNorthwoodという家族持ち大学院生向けの住居・コミュニティに入ることができ、世界各国の他学部の家族と親密な関係を構築することができる。
・アナーバーは全米でもトップレベルの安全&子育てに適した町と評価されている。子供向けのイベントも多い(下記サイトご参照。)
https://annarborwithkids.com/
・ミシガン大学に進学される場合、現地でフットボールを観戦することを強くお勧めします。
・確かに冬は寒い(2022年年末のWinter Stromの際は-20度まで下がりました。)のですが、その時期は南の温かい地域に旅行にいくなどして対処していました。

ミシガン大学ロースクール進学のご検討に当たって、参考情報になれば幸いです。

Go Blue!

 by ゴーブルー

LLMが約30人という小規模校なので、LLM生同士で交流する機会がとても多く、全員の顔と名前が認識できる環境がある。日本人は毎年数人。LLM専用クラスも2つしかないため、その余は全てJD生と同じ授業になり、JD生との交流の機会も多い。
大学全体に関しては、ミシガン大学は全米有数のスポーツ校なので、とにかくスポーツイベントの盛り上がりがすごく、アメリカの大学カルチャーに触れられる。また、音楽学部も充実しており、大学生向けにとても安い値段で色々なコンサートやミュージカルを催している。
生活環境について。アナーバーは小規模の地方都市で、人口の半数以上が大学関係者なので、とても安全で公園や緑道などの自然環境の整備も充実している。冬の気温は寒いが(北海道並み)、雪の頻度はさほど高くなく除雪も行き届いているため、そこまで不便には感じない(ただし雪道の運転に慣れていない人は冬の行動が多少制限されてしまうかも。)。日本食については、車で30分ほど行くと日本食専用のスーパーやレストラン、ベーカリーなどがあるため、ほぼ必要なものは揃う。また、海外生活だと医療面の不安も大きいが、ミシガン大学医学部が、日本人コミュニティー向けのサービスを提供しているため、困ったことがあればまずそこに相談できる。