University of Virginia School of Law(バージニア大学)のLLM情報

LLMの1学年の人数が40~50名程度の小規模ロースクール。小規模ならではの面倒見の良さが特徴的。

自然が豊かで、生活費(家賃)が低く治安が良いなど生活環境が良いことから、子連れでの留学にも優しい。

公式HPはこちら

LSACの学校紹介ページはこちら


ロースクールランキング

Best Law Schools (U.S. News): 総合8位 (2021)


場所

バージニア州シャーロッツビル市


人数

LLM: 40~50名/年
うち日本人: 1~5名/年


コスト

学費: $71,500 (2022-2023)
生活費等を合わせた必要予算: $115,749 (2022-2023)
公式ウェブサイト


英語要件(公式)

TOEFL iBT Reading 26点、Listening 26点、Speaking 22点、Writing 24点(計98点)以上
TOEFL PBT Reading 60点、Writing 60点、Listening 60点、TWE 4点以上


英語要件(非公式)

TOEFL iBT 98点程度が目安。82点での合格情報はあるがおそらく例外的。


Virginia LLM 出身・在学中のTwitterer
弁護士 重松 英 先生(ツクルバ)2016-2017
弁護士 酒井 貴徳 先生(LEACT)2017-2018
弁護士 松田 悠希 先生(MHM)2017-2018
弁護士 浅原 弘明 先生(シティユーワ)2017-2018
弁護士 山本 義人 先生(MHM)2019-2020

 

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LL.M. INFO(LLMインフォ)
平均評価:  
 3 reviews
 by お肉大好き

日本ではあまり知られていないが、アメリカ人がロースクールを選ぶ時に見るUS News Ranking の2024年版では、HarvardやPenn Law等と並んで全米4位につける名門校。

コロナ禍後の治安の悪化や円安などで、留学事情が厳しくなっているなか、田舎で生活費も安く、治安も良いというところで「わかっている」人にダントツでオススメしたい留学先。

TOEFLスコアは98点以上は欲しいところだけど、96点とかでも「受かったら絶対行くから」とアドミに言えば受かったりする。

アメリカは交渉の国なのである。

 by Class of 2017

コロナ前の話になるので少し昔話になるが、控えめに言って最高でした。

・女性が夜一人でジョギングできるくらい治安が良い
・賃料・物価が安い(事務所の補助が大きいのもあったが黒字で過ごせた)
・少人数クラス(LLM全体で30-50名程度)
・野球が得意な人はソフトボール大会でヒーローに
・日本では知られていないけど、全米ロースクールランキングでは8位くらい
・家族連れに最適。alumniも母校愛が強い
・気候がNY、シカゴ、ミシガン等よりは温暖で過ごしやすい(LAには劣るが)

短所としては、下記にも書かれているようにネットワーキングの広がりを持ちづらいところかと思われるが、その分シャーロッツビルで知り合う人(MBAや医療系、米軍関係者等)との縁は密になりやすい。

二年目の研修は大都市になりがちなので、家族連れでアメリカの田舎を味わいたい人にはオススメです(仕事や観光でNYやLAは行くことあっても、アメリカの田舎に行くことはないので)。

 by Class of 2020

アジアではなぜか知名度が低いが、アメリカとヨーロッパで高い知名度を誇る名門州立大学。創立者は合衆国第3代大統領トーマス・ジェファーソン。特にロースクールは大学の「顔」であり、アメリカ人に対してUVA Lawの卒業生と言えばWhat a great school!など感嘆の反応をされることが多い。

−長所

・最大の特色は少人数制。例年30〜50人で、同期全員の名前と顔が一致する規模。LLM単独の授業を組成することが難しいため、ほぼ全ての授業をJDクラスに混じって履修する。それが故にJDとの接点が多く、ネイティブの英語に触れる機会が自然と増えるのが利点。また、JDのチューターたち(2L or 3L)が手厚く面倒を見てくれるので、そこを媒介にJDの友達も作りやすい。なおClass of 2020ではチューターの発案でJDとの1on1英会話が実施され、任意にマッチングされたJDとLLMが週1のEnblish business hourを持つことができた。

・各授業の履修登録者数は最大でも80人程度に制限されるため(通常は30〜50人程度の授業が多い。Seminarは最大18人)、教授へのアクセスがしやすく質問等にもフレンドリーに対応してくれる。

・元々の強い分野は公法系(憲法、税法、人権法など)だが、近年はビジネス法にも力を入れており、特に金融関係は教授陣やクラスが充実している。

・南部に分類される地域柄、学生にアジア系や黒人は少なく、アメリカの白人社会の現実を体感できるのも醍醐味。マイノリティの肩身の狭さがよくわかる。(とはいえ大多数はフレンドリーなので差別を受けることはほぼない。)

・田舎で生活コストが低いため、お金の節約に向いている。家賃はロースクール徒歩圏内で2ベッドルーム月1300~2000ドルほど。単身留学者でルームシェア可なら月700ドル程度。

・広々とした緑溢れる田舎のため、アウトドア好きや子供連れには最適。登山、キャンプ、ゴルフ、釣りが安く気軽に楽しめる。近隣に観光名所も多く、車で州都Richmondや首都ワシントンDCも気軽に行けるため、休日のアクティビティには事欠かない。

−短所

・ネットワーキングはしづらい。大学のあるCharlottesvilleはDCから車で2時間半かかる田舎町のため、幅広くビジネスリレーションを築くのは容易ではない。大都市で頻繁に開催されるような法曹団体やビジネス団体のイベント等はほぼ無いため、留学中に積極的にコネクションを広げたいという人には不向き。

・Class of 2020からLLMの中国人比率が増えたのもDiversityの観点からはマイナス(ただし今後の動向は不明)。