LLMの1学年の人数が300人以上に上る大規模ロースクール。アイビーリーグの1つ。
求められる英語要件は高い(TOEFL iBT 105点以上)。
生活コストは高く(ニューヨークは全米で最も生活コストが高い地域)、ロースクールが所在する地域は治安があまり良くないとも言われる。
ロースクールランキング
Best Law Schools (U.S. News): 総合4位 (2021)
場所
ニューヨーク州ニューヨーク市
人数
全体 (JD, LLM) : 1600名程度
LLM: 300名程度/年
うち日本人: 20名程度/年
コスト
学費: $75,572 (2022-2023)
生活費等を合わせた必要予算: $110,450 (2022-2023)
公式ウェブサイト
英語要件(公式)
TOEFL iBT 105点(かつ、Reading/Listening 26点、Speaking/Writing 24点)以上
英語要件(非公式)
公式要件どおり、TOEFL iBT 105点が厳格に運用されている様子。
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◎Columbiaの特徴
①機会にあふれている
LLMだけで300人程度、JDも合わせると1000人を超えるなどロースクールだけでも人が非常に多く、他の大学院(公共政策大学院、MBA等)も合わせるとさらに人が多くなります。それに加えて、それぞれの学生が学内のみならずNYC内で学外にもたくさんの友人がいる人が多い印象がありました。日本人に限っても、他の学校や駐在員等、学外にどんどん人間関係を広げることができます。これを良しとするかどうかは本当に個人によると思いますが、留学先を選ぶ際にはNYC内の学校のこのような特徴は考慮すべきだと思います。
②著名な実務家と接する機会が多い
場所柄、著名な実務家と接する機会が多いです。学校での講演会やイベントにもよく参加しますし、連邦控訴審も、知的財産権をはじめとして権威が非常に高いです。2年目の研修先探しという観点でも有利だと思います。
③しっかり勉強しようと思えばしっかり勉強できる
他の学校と比較すると相対的に良く勉強させる方かと思います。もちろん手を抜こうと思えばいくらでも抜くことはできますが、周りの学生の勉強に対するモチベーションや、成績評価の仕組み等、勉強するモチベーションをあげるための仕組みが整っていると感じました。
なお、人数が多いという点をクラスの規模等の観点からネガティブに書く方もいますが、これは結局のところ選択する講座によるとしかいえないので、クラスの規模を気にするのであれば、まずご自身が選択する講座とその講座の人数等をリサーチすべきだと思います。
④NY bar対策に良い場合もある
Evidence等、科目によっては担当教授がNY barの問題作成者であることがあり、NY bar対策に良い場合もあります。
⑤キャンパスが綺麗
NYCにありながら、キャンパスが広大かつ綺麗で、モチベーションを高めてくれます。
⑥単身者はもちろん家族帯同者にはおすすめ
単身の方はNYCを満喫できることと思います。また、家族帯同者にも非常におすすめです。まず、NYC内は車なしで移動でき、家族連れで遊ぶ場所も多いので、飽きることはありません。また、日本人の知り合いも容易にできます。小さい子ども連れの人もとても多く、海外生活で孤独を感じることは相対的に少ないと思います。
◎Columbiaのいまいちなところ
①住む場所によっては治安に不安がある。
大学はハーレムに近く(ヤンキースタジアムはとても近いです。)、北側や西側は銃撃事件も散見されるなど、治安に不安があります。他方、学生ばかりだったり、もっと南に行けば高級住宅地だったりと、治安に全く問題がない地域もあるので、Columbiaにする場合は住む場所はよくリサーチする必要があります。
②学費、生活費が高い
学費が全米有数の高さです。また、家賃をはじめ生活費がとても高いです。他方、無料の演劇など、無料で楽しめる機会も多くある点はプラスに考えられます。
③冬が非常に寒い
冬は非常に寒く、子ども連れの場合1月に外に出ることはなかなか難しいです。
◎出願について
出願に関しては、英語のrequirementが非常に厳しい印象です。少なくとも私の周りで合計105点未満で合格した人はいませんでした。また、speakingの点数が低いとオンラインでの面接が課される方も多く見られました。