University of California Berkeley Law School(カリフォルニア大学バークレー校)のLLM情報

通称「バークレー」又は「UCバークレー」。カリフォルニア州立大学のTOP校(次点はUCLA)。

サンフランシスコにほど近く、生活コストは高め(サンフランシスコは全米でニューヨークに次いで生活コストが高い地域)。

知的財産法分野の評価が高い。

以下の4つのコースが設けられている(Traditional Trackが一般的なコース)。
–  Professional Track(夏学期をキャンパスで連続2年受講)
–  Hybrid Option(春学期と秋学期をオンラインで、夏学期をキャンパスで受講)
–  Traditional Track(秋学期と春学期をキャンパスで受講)
–  Thesis Track(秋学期と春学期をキャンパスで受講 (+研究))

公式HPより

公式HPはこちら

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日弁連の留学体験記ページはこちら


ロースクールランキング

Best Law Schools (U.S. News): 総合9位タイ (2021)


場所

カリフォルニア州バークレー市


人数(Traditional Track)

LLM: 200名程度/年
うち日本人: 10名程度/年


コスト(Traditional Track)

学費: $69,857 (2022-2023)
生活費等を合わせた必要予算: $110,093 (2022-2023)
公式ウェブサイト


英語要件(公式)

TOEFL iBT 100点以上
TOEFL PBT 620点以上
IELTS 7点以上


英語要件(非公式)

TOEFL iBT 90点台後半が目安。95点程度が足切りラインではないかと思われるが、110点台での不合格情報もある。


Berkeley LLM 出身・在学中のTwitterer
弁護士 井上 拓 先生(日比谷パーク)2017-2018
弁護士 﨑地 康文 先生(ZeLo / iMU)2017-2018
弁護士 石井 隼平 先生(YKK AP)2019-2020
弁護士 星野 光帆 先生(三宅坂総合)2020-2021

 

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LL.M. INFO(LLMインフォ)
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2021-2022留学です。

●場所
バークレーは、夏は暑すぎず、冬は寒すぎず、雨も少なく、大変過ごしやすい気候でした(私は暑がりなのでLAの夏は暑すぎました。)。

雰囲気は東京郊外という感じです。車がないとちょっと不便かもしれません(もっとも、バスがたくさんあり、学生はバス無料なので困ることはないと思います)。サンフランシスコが近いので、お買い物や美容院などには困りませんが、サンフランシスコはNYやLAに比べれば小さめの都市で、エンタメはあまりありません。

カリフォルニアなので、車ですぐ行けるところに日本食スーパーやダイソーが複数あります(体感ではNYより便利です)。街の人は西海岸らしい明るくて親切な人が多いです。

家は家族がいる人にはUC Villageという家族寮が絶対おすすめです。Village内は比較的治安がよく、綺麗で住みやすく、家賃も安いです。ロースクールまでは車/バスで30分くらいです。

●ロースクール
全体的にアドミの人たちの感じがよく、親切です。留学当初はアメリカの適当さに打ちのめされがちなので、これが意外と有難いです。NY barやCA bar、プロボノ、OPTなどについての説明会も適宜開催してくれます。

また、LLM生の人数が多く、LLM生を丁重に扱ってくれます。具体的には、LLM生へのサポートが手厚かったり、LLM生用の基礎科目の授業が開講されていたりします(大学によっては、LLM生は基礎科目の授業を取れないようです)。

一方で、LLMの人数が多いので、ぼんやりしていると友達ができないことが難点です。(まあ、周りの人に積極的に話しかけたり、少人数の授業をたくさん履修したり、毎週飲み会に参加したりすれば、少人数ロースクールより多くの友達を作ることができるとも言えると思いますが。)

授業は、NY bar / CA bar に必要な基礎科目から、知財・環境・IT・人権系の授業など、幅広くあります。わかりやすい大人数授業を取って遊びたい人にも、難しい少人数授業を取ってしっかり勉強したい人にも、どちらにもおすすめです(秋学期に頑張って春学期は手を抜くといのもアリ)。

総合的におすすめのロースクールです。

 by Class of 2022卒業生

一風堂氏の内容に全面的に同意します。学校も、住環境も、素晴らしい留学生活でした。付け加えるならば、

・Class of 2022の日本人は30名以上。全米で見てもかなり日本人LLM生が多かった。(一部、2021からのdefer組がいるため、例年はもう少し少なくなると思われる)
・全体的に見て、AdminのLLM生に対するサポートが手厚い
・地価、物価を除けば、カリフォルニア州は日本人留学生にとって文化的にも制度的にも住みやすい(アジア人が多い、移民が多い、留学生ビザでもReal IDを得られる、等々)

 by 一風堂

カリフォルニア大学系列の中では最も歴史が古く、トップ校として認知されている。LLMは大規模であり、毎年250人前後の学生がいる。日本人は10人~20人程度か。

長所
大規模校だけあって、バラエティ豊かな科目が用意されている(ワイン法や、マリファナ法なども)。知的財産法に強い学校として有名。一定の要件を満たすとLaw & TechやCorporate LawのCertificateを取得することができ、ちょっとかっこいい。

毎週昼休みに、昼食無料のセミナーが開催されており、様々なセミナーに参加できる。プロボノのプログラムも豊富。JD生との関りを持てる機会は多い。

大規模校だけあって様々な国の学生との人脈を作ることができる。インド・中国勢が多い印象だが、多すぎるということはない。みんなBerkeley生であることに誇りをもっており、優秀な学生が多い。

気候が暑すぎず、寒すぎず一年を通して過ごしやすい(冬は少し寒いが)。

大学がUC Villageという家族のための住宅を提供しており、子持ちや既婚者は低価格で居住できる(2ベットで$1800前後)。Villageには子供の遊ぶ公園も設備されておりFamily Friendly。Berkeleyの学生であれば、子供のPrep Schoolに無料で入れることも可能なようである。

他の私立大学に比べて、学費が$5000前後安い。カリフォルニア全般に言えることだが、子供用の保険に安く入れる。アジア系の人種が多く、治安も悪くなく日本人には住みやすい。

都会過ぎず、田舎過ぎずちょうどよい立地。サンフランシスコ、レイクタホ、ヨセミテ国立公園など観光地も豊富。ロス観光にも行ける。ゴルフも安い。

短所
やはり大規模校だけあって、同期の学生全員と仲良くなるのは大変。

ContractやCivil Procedureなどのメジャー科目は大教室での授業となることが多く、発言は強制されない。英語でたくさんディスカッションしたい方にとってはデメリットかも(でも科目次第)。

バスが時間通りに来なのでイラつくことが多い。